ジャイロスコープの使用
Klipperの更新
- 2024年11月13日以降、KlipperはLIS3DHジャイロスコープをサポートしています。LIS3DHジャイロスコープを使用するにはKlipperを更新する必要があります。
- ネットワーク接続が上位コンピュータに確立された後、以下のコードを入力してください(ネットワークの問題により更新に失敗する場合があります)
cd ~/klipper
git pull
設定の追加
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# LIS3DHジャイロスコープ設定(必要に応じて有効にしてください)
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[lis3dh]
cs_pin: SHT36:gpio9
spi_software_sclk_pin: SHT36:gpio10
spi_software_mosi_pin: SHT36:gpio11
spi_software_miso_pin: SHT36:gpio12
[resonance_tester]
accel_chip: lis3dh
probe_points:
125, 125, 20 #ここでヘッドが共鳴測定時に位置する座標を指定してください
使用方法
依存パッケージのインストール
手記
- FLY ソフトウェアはすでに加速度計の依存パッケージを内蔵しているため、実行する必要はありません。
- FLY ソフトウェア以外を使用している場合、必ず実行してください! 推奨される SSH ツールとして
MobaXterm_Personal
を使用することをお勧めします。
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下記のコマンドを順に実行して依存パッケージをインストールしてください。
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注意: CPU のパフォーマンスによりますが、最大で 10-20 分程度かかることがあります。完了までお待ちください。RAM が少ないマザーボードではインストールに失敗する可能性があります。
sudo apt install python3-numpy python3-matplotlib libatlas-base-dev
~/klippy-env/bin/pip install matplotlib numpy
加速度計のテスト
- 測定前にリセットを行う必要があります。
- コンソールで
ACCELEROMETER_QUERY
を実行します。 - 複数の加速度計がある場合は、特定の加速度計をテストするために
ACCELEROMETER_QUERY CHIP=<ADXL>
を使用します。ここで<ADXL>
は対応する加速度計名に置き換えてください。 - エラーが発生した場合は、配線や設定を確認してください。
- 正常な出力は下図の通りです。
- このようにして共振補正を行うことができます。
加速度計の校正
- リセットを行う
- コンソールで
SHAPER_CALIBRATE
を入力すると X, Y 軸の自動校正が始まります。 - 校正が完了したら
SAVE_CONFIG
を実行してデータを保存します。 - 一方で、特定の軸のみを校正したい場合は
SHAPER_CALIBRATE AXIS=X
と入力します。 - 校正プロセスは時間がかかる場合がありますので、ご了承ください。
ヒント
注意!テスト中にプリンターが激しく振動する場合は、緊急停止ボタンを押すか M112
コマンドを送信して停止してください。
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高すぎる
accel_per_hz
値は振動を激しくする原因となるため、適切に調整してください。[resonance_tester]
accel_per_hz: 50 # デフォルト値は75
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